これはとても良い質問です。カリキュラムは6ヶ月なので、基本的に満足いく改善まで平均6ヶ月を見ています。ただ、それは個人差があります。
特にスタマリングキサゴンで言えば、信念や意図のスコアが低い人は平均より時間がかかる場合があります。
例えば、第3者から見れば同じレベルの吃音者でもその人の内面の問題の度合いは大きく違います。
Aの人は、「私はハンバーグを注文するのに時間がかかります」
Bの人は、「私はハンバーグがうまく発話できないので、カレーライスをたのみます」
Cの人は、「私は吃音があるので極力、外食は避けます」
実際の吃音の度合いは同じだとしても、Aの人は6ヶ月を経たなくても改善できる確率が高いですし、Cの人は6ヶ月では足りなく、9ヶ月、1年とかかるかもしれません。
人によって違いますが、大事なことはこのままだと成人の吃音者は何十年と死ぬまで吃音の悩みは消えないということです。
例え1年かかろうが、残りの人生が変われるなら、その短い期間の努力は、リターンが大きい投資だと私は思います。